自動車業界というと、多くの就活生が思い浮かべるのはトヨタやホンダといった「メーカー」です。
しかし実際には、自動車ビジネスは非常に広い産業構造を持っています。
その中でも、近年大きく注目されているのが中古車流通ビジネスです。
新車価格の上昇、車の耐久性向上、サブスク型サービスの普及などにより、中古車市場は拡大を続けています。日本の中古車市場は巨大な規模を持ち、数兆円規模の産業となっています。
今回は、就活生が知っておきたい
中古車業界の勢力図と注目企業ネクステージについて解説します。
中古車業界の市場規模
日本の中古車市場は世界でも非常に大きく、数百億ドル規模の市場とされています。
さらに、新車の供給不足や価格高騰の影響により、中古車需要は近年大きく伸びました。
2022年度の中古車販売市場は約3.9兆円規模となり、過去最高を更新しています。
つまり中古車ビジネスは「自動車業界の裏側」ではなく、巨大な流通産業なのです。
中古車業界のビジネスモデル
中古車業界の基本的なビジネスは以下の流れです。
① 車を仕入れる
② 在庫として保管
③ 店舗やオンラインで販売
④ 整備・保証・保険で利益を拡張
さらに最近では
- 車検
- 整備
- 保険
- カーコーティング
- サブスク
など「カーライフ全体」を提供する企業が増えています。
このように中古車業界は単なる販売業ではなく、サービス業に近いビジネスへ進化しています。
中古車業界の勢力図
中古車業界には多くの企業が存在しますが、
売上規模で見ると以下の企業が大手とされています。
| 順位 | 企業 | 特徴 |
|---|---|---|
| 1位 | ネクステージ | 急成長の大型販売店 |
| 2位 | IDOM(ガリバー) | 買取中心モデル |
| 3位 | ケーユーHD | 大型店舗販売 |
| 4位 | USS | オークション最大手 |
| 5位 | レッドバロン | バイク販売中心 |
近年ではネクステージが売上トップに躍り出たことで、業界の勢力図が大きく変わりました。
急成長企業「ネクステージ」
中古車業界で特に注目されている企業が株式会社ネクステージです。
同社は全国に大型店舗を展開し、中古車販売・新車販売・整備・保険など自動車関連サービスを幅広く提供しています。
現在では
- 全国300店舗以上
- 売上5000億円規模
といった規模にまで成長しています。
特徴的なのは大型店舗×豊富な在庫という販売モデルです。
SUV専門店や輸入車専門店など、ジャンル特化型の店舗を展開し、顧客が比較しやすい売場を作っています。
この戦略により中古車販売企業の中でも急成長を続けています。
ネクステージについて詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
株式会社ネクステージの口コミ・評判を徹底調査ー中古車業界を変革する急成長企業
https://magazine.naitei-jyuku.jp/archives/570
業界トップ企業「ガリバー」
中古車業界のもう一つの代表企業がIDOM(ガリバー)です。
ガリバーは「買取ビジネス」を中心に成長してきた企業です。
車を高く買い取りオークションや販売店で流通させるビジネスモデルが特徴です。
現在では大型展示場の展開など、販売事業も強化しています。
オークション企業「USS」
中古車業界では販売企業だけでなくオークション企業も重要な存在です。
その代表がユー・エス・エス(USS)です。
中古車オークションは全国の販売店が仕入れを行う市場であり、業界のインフラ的存在となっています。
中古車業界の今後
中古車業界は現在、大きな変化の中にあります。
主なトレンドは以下です。
①オンライン販売
車の購入がEC化しています。
②サブスク
車を所有しない時代が到来。
③EV化
電気自動車の中古市場が拡大。
④DX
データによる価格査定。
この変化の中で、販売企業は
「車を売る会社」から
「カーライフサービス企業」
へと進化しています。
就活生が中古車業界を見るポイント
中古車業界を研究する際は以下の3つの視点が重要です。
①ビジネスモデル
- 買取型
- 販売型
- オークション型
企業ごとに戦略が違います。
②店舗戦略
大型店型か
小型店舗型か。
③サービス領域
整備・保険・サブスクなど
どこまでサービスを広げているか。
まとめ|中古車業界は今後も成長する
中古車業界は
- 市場規模が大きい
- 参入企業が多い
- ビジネスモデルが多様
という特徴があります。
その中でもネクステージのように急成長する企業が登場し、業界の勢力図は変化しています。
メーカーだけでなく、中古車流通ビジネスを見ることが自動車業界研究では非常に重要です。




















