1. 企業概要・沿革
株式会社kubell(読み:クベル)は、2004年11月11日に設立(創業は2000年7月15日)されたITベンチャー企業です。
かつて「チャットワーク株式会社」という社名で、ビジネスチャットツール「Chatwork」を提供し、多くの中小企業・チームに普及しました。2024年7月1日には社名を株式会社kubellに変更し、次のフェーズとして“BPaaS(Business Process as a Service)”事業への拡張も掲げています。
本社所在地:東京都港区南青山1-24-3 WeWork乃木坂
代表取締役:山本 正喜
ミッションには「働くをもっと楽しく、創造的に」を掲げ、すべての人が“働き方を一歩先に進める”プラットフォームを提供することを目指しています。
2. 主力サービスと成長戦略
💡 「Chatwork」事業
Chatworkは、チャット・ファイル共有・タスク管理・音声/ビデオ通話・検索機能などを備えた、日本製ビジネスチャットツール。ITリテラシーの高くないチームでも導入しやすい設計が特徴です。
国内導入社数は43万社以上とされており、同社の基盤サービスとして安定したポジションを確立しています。
🔄 BPaaS事業への拡張
社名変更と共に掲げた次の成長軸が、BPaaS。チャットというコミュニケーション基盤を起点にして、経理・採用・総務などのバックオフィス業務までを含めたDX支援サービスを展開しています。
この事業モデルの特徴は、従来のBPO(業務委託)+SaaSを掛け合わせて「業務自体をサービス化する」点にあります。
3. 市場環境・成長機会
- 日本国内においてビジネスチャットの普及率はまだ30%台とも言われており、成長余地が大きい市場です。Chatworkが中小企業に強く浸透している点も強みとなっています。
- 中小企業向けDX支援という文脈で、BPaaSは“次の課題領域”として注目を集めており、kubellはその初期先行プレイヤーとしてのポジションを狙っています。
4. 働き方・カルチャー
- 柔軟な働き方を推進しており、リモート/ハイブリッド勤務制度が整備されています。3年以内の離職率は7.1%というデータも報じられています。
- 新卒1年目から技術的なテーマに挑戦できる環境があると採用サイトでも明記されており、若手社員への裁量も大きめです。
5. 新卒・転職者にとっての魅力と留意点
✔ 魅力
- 若手でも裁量を持って動けるフェーズであり、自らの手でプロダクト・事業を成長させたい人には大きなチャンスがあります。
- 市場成長中の領域で、“働き方改革”という社会課題にも向き合える点が働きがいにつながります。
- 働き方の自由度が高く、ワークライフバランスを重視する人にも適しています。
⚠ 留意点
- 新規展開事業(BPaaS)など成長フェーズにある分、組織変革・役割変化が速く、変化に柔軟に対応できることが求められます。
- 中小企業マーケットに強みを持つため、ブランド・規模面では大手と比べて“やや小回り”のある環境と認識しておく方が安心です。
6. 編集部まとめ
株式会社kubell(旧チャットワーク)は、チャットツール「Chatwork」で築いた基盤を基に、次のステージとしてBPaaSという新たな領域へと挑戦を始めています。
“働き方を一歩先に進める”ことを使命に掲げ、成長と働きがいを両立させたい人にとって魅力的なフィールドと言えるでしょう。
「日常のコミュニケーションを変える影響力を、
業務そのものを変える挑戦にまで広げたい」──
そんな想いを持つなら、この会社でキャリアを描く価値があるはずです。




















