1｜会社概要と沿革
株式会社レオパレス21は、1973年8月17日設立。
本社所在地は東京都中野区本町2-54-11。
同社は「住まい」を通じて価値を提供し続ける企業として、全国で約54万戸を管理する賃貸住宅インフラを展開しています。
「新しい価値の創造と笑顔あふれる暮らしの創造」という企業ミッションを掲げ、ひとり暮らし・単身世帯向け賃貸市場で独自のポジションを築いてきました。
2｜事業内容と特徴
レオパレス21の主な事業構成は以下の通りです：
▶ 賃貸住宅事業
単身者向け家具・家電付きアパート、単身用賃貸住宅を中心に運営。
土地オーナーから建物を受注し、一括借り上げ（マスターリース）方式による収益モデルを確立しています。
▶ 管理＆サービス化
管理戸数が約545,727戸、スマートロック設置戸数は約31万戸と、テクノロジーを活用した住まいの利便性強化を図っています。
入居者向けの通信サービス（LEONET）やDX化、スマートロック・IoT住宅設備なども導入済み。
▶ 高齢者向け／シルバービジネス
「ひとり暮らし」の拡大という市場変化を捉え、介護・高齢者住宅運営事業も展開。
3｜レオパレス21の強み・差別化ポイント
- 民間最大級の単身賃貸インフラ：54万戸を超える管理戸数が、他社にない規模感と安定基盤を提供。
- テクノロジーとの融合：スマートロック・IoT・DX推進によって、賃貸住宅に“付加価値”を加えている点。
- 事業モデルの二輪化（開発＋賃貸）：土地を持つオーナー向けに開発請負を行い、賃貸運営まで一貫して手がけることで収益構造を構築。
4｜成長機会・今後の注目ポイント
- 単身世帯・若年層の住環境変化：ひとり暮らしの増加、高齢化・暮らしの多様化が、市場拡大のドライバーに。
- DX・スマート住宅化：鍵・契約・内見など非対面・スマホ対応が進む中、早期導入企業としての優位。
- サステナビリティ／エネルギー住宅：管理物件の環境性能を高める動きがあり、住宅インフラとしての役割が再定義されつつあります。
5｜就活・転職視点での魅力とチェックポイント
✔ 魅力
- 不動産・賃貸住宅という“暮らしの基盤”を扱う社会的意義の高い仕事。
- テクノロジー×不動産という成長分野に関われる環境。
- 管理戸数・事業規模による安定と、変革期ならではのチャレンジ機会。
✔ 向いている人
- 住宅・不動産業界に興味があり、かつテクノロジー活用に関心がある。
- “暮らしをつくる”という目線を持ち、世の中の変化にアンテナを張るタイプ。
- 若いうちから裁量を持って動きたい人。
✔ 注意すべき点
- 単身者向け・賃貸住宅という領域ゆえ、夜間対応や物件管理など“現場感”が強い。
- 過去の施工・管理問題（※）などを背景に、コンプライアンス・品質管理の意識が高く求められています。
6｜編集部まとめ
レオパレス21は、“住まいを変えるインフラ企業”としての側面を強く持っています。
単身者向け賃貸という大きな市場を押さえつつ、テクノロジー導入・DX化・住サービスの多様化を通じて、次のステージへ進化中です。
「ひとり暮らしを、もっとスマートに。」
そのメッセージが、レオパレス21の事業・文化・未来像を象徴しています。
住宅・不動産・暮らし・テクノロジーというキーワードに関心があるなら、この企業はぜひ研究対象に入れるべき一社です。
